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ローンが残っている車は売れる?残債があるときの売却手順

2026年09月04日更新

ローンが残っている車も、多くの場合は売却できます。必要なのは完済そのものではなく、所有権を自分に移せる状態をつくることです。判断材料は「買取額が残債を上回るかどうか」の1点。車検証で所有者を確認する方法から、手続きの流れ、手出しが必要になるケースまで整理します。

この記事について

この記事では、ローンが残っている車を売れるのか、残債がある場合の手続きはどう進むのかを解説します。車検証で所有者を確認する方法、買取額と残債の差による分かれ道、手出しが必要になるケース、よくある質問までまとめました。読みながら、ご自身の状況に当てはめて判断できます。

ローンが残っている車は売れる?結論

この記事の結論

よくある疑問答え
ローンが残っていても売れる?多くの場合、売却できます。完済していなくても手続きは進められます
完済していないと査定額は下がる?ローンの有無そのものが減額の理由になることは基本的にありません
何を見て判断する?買取額が残債を上回るかどうか。見るべき数字はこの1つです

カチエックスのカスタマーサポートにも、「ローンが残っているけれど売れるのか」というお問い合わせをいただきます。査定額は車の状態と市場価値から決まるもので、ローンの有無や所有者の名義で金額が上下するわけではありません。

「完済していないと売れない」と言われる理由

車の売却では、「ローンを完済していない車は売れない」という説をよく聞きます。根拠として挙げられるのは、車の所有者が誰になっているかです。

ローンで購入した車は、支払いが終わるまで販売店や信販会社が所有者として登録を残していることがあります。これを所有権留保といいます。所有者が自分ではない。だから売れない。この説は、その一点から広まっています。

ただ、売却に必要なのは完済そのものではありません。所有権を自分に移せる状態をつくることです。この手続きを所有権解除といいます。売却代金でローンを完済し、そのうえで所有権を解除する。この順番であれば、残債が残っていても売却は進められます。

ローンが残っている車の所有権のしくみの図解。返済中は車検証の所有者が販売店・信販会社で使用者が本人という所有権留保の状態。売却代金でローンを完済して所有権を解除すると、所有者が本人に移り売却できる状態になる
売却の条件は完済そのものではなく、所有者を自分に移せる状態をつくることです

自分の車の所有者を確認する方法

まず確認したいのは、車検証(自動車検査証)に記録された所有者です。自分の名前であれば所有権留保はついていません。所有者は自分になります。一方、販売店や信販会社の名前になっている場合は、売却時に所有権解除の手続きが必要になります。

注意したいのは、確認する場所が車検証の形式によって変わることです。2023年1月(軽自動車は2024年1月)以降に交付された電子車検証では、所有者の氏名・住所が券面に印字されていません。ICタグに記録されているためです。

  • 紙の車検証(A4サイズ):「所有者の氏名又は名称」欄をそのまま確認します。
  • 電子車検証(A6サイズ):交付時に併せて渡される「自動車検査証記録事項」を確認するか、スマートフォンの「車検証閲覧アプリ」でICタグを読み取ります。

券面に所有者欄が見当たらなくても、記載漏れではありません。電子車検証は、スマートフォンなどで初めて確認できる仕様になっています。

判断材料は「買取額と残債の差」だけ

残債とは、まだ支払いが終わっていないローンの残金のことです。売却を進められるか、そして手元にお金が残るかは、ここから先の計算で決まります。

分かれ道は1つだけです。買取額が残債を上回るか、下回るかです。

買取額と残債を比べた棒グラフ。パターンaは買取額が残債を上回り、差額が手元に入る。パターンbは買取額が残債を下回り、不足分を自分で支払う手出しが発生する
買取額と残債のどちらが大きいかで、受け取るのか支払うのかが決まります
パターン状況売主がすること
a. 買取額 > 残債売却代金で完済できる差額を受け取る
b. 買取額 < 残債完済に足りない不足分を支払う(手出し)

a. 買取額が残債を上回る場合

このパターンでは、売却代金でローンが完済されます。残債を差し引いた差額が手元に入ります。

所有権解除や名義変更の手続きは、カチエックスが代行します。売主が信販会社と直接やり取りする必要はありません。ご用意いただくものはありますが、数は多くありません(売主にご用意いただくもの)。

b. 買取額が残債を下回る場合

不足分は、買取前に自分で支払う必要があります。これを手出しといいます。

手出しは負担です。ただ、毎月のローン支払いがなくなる点はメリットになります。維持費と合わせると、家計の負担は軽くなります。

手出しが起きやすいのは、残価設定ローン(残クレ)で購入した車です。契約時に据え置いた残価が残債に含まれるため、支払い期間の途中では残債が大きく出やすくなります。売却そのものは、通常のローンと同じく所有権解除を経て進められます。

カチエックスの場合、買取額と手出しを合わせて残債を完済できることが売却の条件になります。逆にいえば、残債さえ清算できる見通しが立てば手続きは進められます。そのときに必要なものは、売主にご用意いただくものにまとめています。

不足分をすぐに用意できない場合、ローンを組み直して売却するという方法もあります。ただしこれは新たな借入にあたり、審査が必要です。誰でも通るわけではありません。検討する場合は、金融機関やローン会社にご相談ください。

手続きの流れと、誰が何をするか

残債がある車の売却は、残債額の確認から始まり、査定・売却・完済・所有権解除・入金という順番で進みます。

  1. 1

    残債額を確認する

    ローンを組んだ信販会社やディーラーに問い合わせます。会員向けのWebページで確認できるケースも多くあります。

  2. 2

    査定額を確認する

    買取額が残債を上回るかどうかは、査定額が分からないままでは比べようがありません。

  3. 3

    売却を決める

    買取額と残債の差を見て、差額を受け取るか、手出しをして手放すかを判断します。

  4. 4

    残債の清算と所有権解除

    売却代金でローンを完済し、所有権留保を抹消します。カチエックスではこの手続きを代行します。

  5. 5

    入金

    手続きが終わってからの入金になるのが一般的です。時期は取引の状況によって異なります。

売主がやること・カチエックスがやること

売主にご用意いただくもの

  • 残債額(正確な金額が分からなければ、おおよその金額で構いません)
  • 車を購入した店舗の名前
  • ローンを組んだ信販会社の名前
  • 運転免許証の写真(表と裏)
  • 売却代金の振込先の名義

カチエックスが代行すること

  • 信販会社との連絡・調整
  • 残債額の清算
  • 所有権留保の抹消手続き
  • 名義変更の手続き(買取業者が対応します)

引き渡しのときに必要な書類

売却が決まったあと、引き渡しまでにそろえる書類です。ローンが残っている場合も、基本の書類は通常の売却と変わりません。

  • 車検証(電子車検証の場合は、あわせて自動車検査証記録事項)
  • 自賠責保険証明書
  • リサイクル券(手元にない場合は、自動車リサイクル料金の預託状況を印刷したもの)
  • 運転免許証のコピー(表と裏)
  • 実印と印鑑登録証明書(発行から1か月以内)。軽自動車は認印で、印鑑登録証明書は不要です
  • 完済証明書(ローンを完済済みで、お手元にある場合)

引っ越しで住所が変わっている、結婚などで姓が変わっている、法人名義、相続した車といった場合は、住民票や戸籍謄本などの追加書類が必要になります。どの書類がいるかは車と名義の状況によって変わるため、担当スタッフからご案内します。

書類の詳しい説明はこちら

車売却の必要書類6点を完全ガイド

入金の時期は、所有権解除などの手続きが終わってからになるのが一般的です。引き渡しの直後ではない点は、あらかじめ知っておくと安心です。なお、手続きや入金の流れは、車両や取引の状況によって異なる場合があります。

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車売却の流れを徹底解説

先に知っておきたい注意点

カーリースは「ローンが残っている車」とは違います

カーリースで乗っている車は、この記事の対象外です。リース車の所有者はリース会社であり、契約者が売却することはできません。中途解約も原則として認められず、認められる場合でも解約金が発生するのが一般的です。まずはリース会社に契約内容をご確認ください。

ローン・残価設定ローン・カーリースの違いの比較図。ローンと残価設定ローンは車検証の所有者が販売店や信販会社で、所有権解除をすれば売却できる。カーリースは所有者がリース会社のため売却できず、中途解約も原則できない
同じ「毎月払っている」でも、カーリースだけは扱いが変わります

所有権解除には時間がかかることがあります

所有権解除では、信販会社やディーラーから必要書類を送ってもらう必要があります。この書類が届くまで、一般に1〜3週間程度かかるとされています。所有権先によっては、さらに時間がかかることもあります。

急いで現金化したい事情がある場合は、この期間を見込んでおくと予定を立てやすくなります。

良い面だけではありません

残債がある車の売却には、知っておいたほうがよい点が3つあります。

  • 入金は手続きが終わってからになるのが一般的で、引き渡し後すぐではありません。
  • 所有権先によっては、手続きに時間がかかる場合があります。
  • 買取額が残債を下回れば、手出しは避けられません。

3つ目への対策は1つです。少しでも高く売れる先を探すこと。買取額が上がるほど、手出しの負担は小さくなります。

ローンが残る車の売却|まとめ

ローンが残っていても、多くの場合は車を売却できます。必要なのは完済ではなく、所有権を自分に移せる状態をつくることです。

見るべき数字は1つです。買取額が残債を上回るかどうか。上回れば差額を受け取り、下回れば手出しが発生します。まずは残債額を確認し、そのうえで査定額と見比べてください。判断はそこから始まります。

カチエックスなら、写真だけで最大19社が査定額を提示します。しつこい営業電話はなく、写真だけで金額が確定するので(減額なし)、残債と見比べながらじっくり決められます。書類の準備や残債の清算についても、担当スタッフがチャットでご相談に応じながら進めます。

残債の心配は、査定額を知ってからでも遅くありません。

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価格に納得できなければキャンセルも可能ですので、まずはお気軽にお申込みしてみて下さいね。

よくある質問

Q.車検証の所有者がディーラーの名前になっています。売れますか?

所有権留保の状態でも、売却の手続きは進められます。

必要なのは所有権解除の手続きです。カチエックスでは残債の清算とあわせて代行しますので、売主が信販会社と直接やり取りする必要はありません。

Q.ローンの残債はどこで確認できますか?

ローンを組んだ信販会社やディーラーに問い合わせれば確認できます。会員向けのWebページで見られるケースも多くあります。

売却を検討する段階で先に把握しておくと判断が早くなります。カチエックスへの申告は、正確な金額が分からなければおおよその金額でも構いません。

Q.残価設定ローン(残クレ)の車も売れますか?

通常のローンと同じく、所有権解除の手続きを経て売却できます。

ただし据え置いた残価が残債に含まれるため、支払い期間の途中では残債が大きく、手出しが必要になることがあります。

Q.リースで乗っている車も売れますか?

リース車の所有者はリース会社のため、契約者が売却することはできません。

中途解約も原則として認められず、認められる場合でも解約金が発生するのが一般的です。契約内容をリース会社にご確認ください。

Q.売却代金でローンを完済したら、いつ入金されますか?

所有権解除などの手続きが終わってからの入金になるのが一般的です。

入金の時期は車両や取引の状況によって異なるため、契約前に確認しておくと安心です。

Q.残債のほうが多い場合、どうすればいいですか?

不足分を自分で支払うことになります。これを手出しといいます。

すぐに用意できない場合はローンを組み直す方法もありますが、新たな借入となるため審査が必要です。金融機関やローン会社にご相談ください。

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所有権解除の必要書類・所要期間、残債の清算方法、入金の時期は、ローン会社・車両・取引状況により異なります。本記事の「最大19社」は2026年9月時点の入札社数です。

過去1年間の実績に基づく

車両の状態が出品時の調査結果と異なる場合は、買い手が売買契約を解除する場合があります。